こんにちはたそがれ整形外科医です。
運動を習慣化する最も大切なことは運動を気軽にできる環境作りです。
今回は、運動を継続するための環境を作る方法についてお話していきます。
・1・やる気の維持と逃げ道を作らない工夫
運動の習慣化には適切な運動習慣の継続のページでもお話しましたが、運動習慣の体への影響を意識することが重要です。影響を意識することでやる気の維持にもつながります。しかし、運動が習慣化できない方はやらない理由を探しにいきます。『今日は疲れたから運動しない』、『雨が降っていて外出したくないから運動しない』などそれっぽい理由をつけて運動をしません。このような考え方を変えることは難しいので、運動を気軽にできる環境を整えることが、第一歩だと考えます。外出しないで済むように運動マットやダンベルを用意して、自宅で気軽に運動できるようにしたり、疲れた時に少しだけ運動するメニューを決めておいて、その運動だけするようにしたりして逃げ道を極力消していくと良いでしょう。
・2・大きな準備をせず、気軽にできるように道具を整える
運動を習慣化しようとする方がやりがちなのが、大きな準備をすることです。運動ジムの会員になったり、運動用品を一式揃えたりします。最初に大掛かりになると義務感が出てしまい、楽しく運動を継続できません。私のおススメは、自宅で気軽に運動できるように運動マットや軽いダンベル、チューブなどを準備することです。自宅の広さにもよるのでこれが良いという明確なグッズはありませんが、自宅で運動できる環境を整えておけば、逃げ道が減り、気軽に運動できるようになり、義務感もなくなり、楽しく運動できるのではないかと思っています。
・3・運動の習慣化には日常生活との関連付け
運動の習慣化には物の準備も必要ですが、いつやるかも非常に重要です。生活の中で独立して運動習慣を組み込むと忙しい日常生活の中で忘れてしまい継続できません。これは運動以外にも該当することですが、現在の日常生活の項目の中に関連付けて運動習慣を組み込むと忘れずに、継続できます。夕食前やお風呂上り、起床後にといったように必ず毎日行う項目の前後に運動を組み込むと習慣化しやすいです。もちろん毎日でなくても、『毎週何曜日の何々をした後に』とか『2日に一回、何々をする前に』という風にするとよいでしょう。
・4・まとめ
運動を習慣化するための環境を作る方法は、まず、自宅で行えるグッズを買って気軽に運動できるようにして、逃げ道を減らすことです。そして、運動するタイミングを日常生活と関連付けて、定期的に運動を思い出す、忘れないようにすることが、運動を習慣化するための近道だと考えます。
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