こんにちは、たそがれ整形外科医です。
当ブログは運動に関するブログですが、運動と同じくらい重要な食事の話をしようと思います。
今回は、食事の中でもたんぱく質と水分の重要性に関して簡単にお話していきます。
・1・食事はたんぱく質が重要
食事や栄養といわれると、3大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂肪が思い浮かぶ方が多いと思います。栄養素の話は深堀すると複雑になるので、今回はシンプルにたんぱく質の重要性に関してお話します。体の構成割合として、水分を除く固形分のうち、約半分をタンパク質が占めているといわれています。現代の食事は炭水化物、脂肪が多く、たんぱく質が少ないといわれています。年齢にもよりますが、1日に体重1キロあたり最低0.8gのたんぱく質の摂取が推奨されています。体重60㎏の方であれば48gのたんぱく質の摂取になります。多くの牛肉、豚肉、鶏肉のたんぱく質の含有割合は100gあたり20g前後ですので1日240gの肉を摂取することになります。これが最低ラインの摂取量です。もちろん、肉以外にもたんぱく質は入っています。皆さんもご自身の食事の中でたんぱく質をどれくらい摂取しているか振り返ってみていただいてもよいかもしれません。
・2・水分摂取量が現代人は少ない
高齢者を中心に現代の人々は水分摂取量も少ないといわれています。1日に体重1kgにつき約35mlの水分摂取が推奨されています。運動などにより摂取量が増えることはありますが、体重60㎏の方であれば2.1Lの水分の摂取することになります。皆さんは大きな2Lのペットボトル1本毎日摂取していますでしょうか。食事で摂取する水分もありますので一概には言えませんが、ご自身の水分摂取量が少ないと感じる方も多いのではないでしょうか。水分摂取量が少ないと代謝が落ちて、肥満や体の疲労の原因となります。水分摂取量が増えるとトイレが近くなったりするので、これが現代人が水分を摂取しにくくなっている要因でもあります。
・3・まとめ
運動習慣に加えて、1日に体重1キロあたり最低0.8gのたんぱく質、1日に体重1kgにつき約35mlの水分を摂取していくと、体の改善を実感いただけると思います。栄養素はこだわると限りがないので、簡単に始めたい方はたんぱく質、水分にこだわってはいかがでしょうか。
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